展示作品一覧

 〔001~043 学校種別・アイウエオ順〕

・作品の解説/評価とインテリア分野としての位置付けについて、担当指導された先生のコメントを頂いています。

・下の作品のサムネイル(小さな画像)をクリックすると、出展していただいた作品画像が閲覧できます。

・作品画像のページには、[ウインドウ幅に合わせる/拡大/縮小]のアイコンがあります。ご利用下さい。


 

 001

八日屋 少しだけ特別な日常を過ごせる場所

髙橋 祐斗(愛知淑徳大学 創造表現学部 創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻)

上記作品は、名古屋市千種区にある日泰寺の門前町に残る古い旅館を、丁寧なリサーチに基づいて、宿泊のみならず一時的な仕事や交流の場として活用すべく提案されたリノベーションである。参道に面する古い木造の棟とその裏に増築された宿泊棟の二つの建物の間を光と風を取り入れる坪庭として演出するとともに、中央の台所スペースを閉鎖せず、空間の連続性と区切りをうまく両立させている。また、内装や家具については、フレキシビリティを意識した簡潔な組み立てになっており、内部で展開される多様な行動に相応しいデザイン的性格を外観においても計り知ることができるよう工夫されている。担当教員:河辺 泰宏

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 002

しぜんの森ようちえん –育ち、育てる-

杉村 鷹星(大阪産業大学 デザイン工学部 建築・環境デザイン学科)

この作品は、自分が大好きなキャンピングに着目し、アウトドアアクティビティの持つ力を日常生活の中に、特に小さなこどもの日常生活の中に取り入れることで、人生における豊かな時間を創り出そうとするプロジェクトである。キャンプを日々の生活の基に位置づけ、キャンプ活動とそこから得られることを分析し、空間構成における内と外の関わりや外気の通り道等について丁寧に考察して、こども達の行為・活動・学びを細かく想像しながら計画・設計している。キャンプの実感に基づき、絶えずこども目線で、こどもが楽しく学べる場を生み出すという一貫した姿勢も高く評価できる。担当教員:ペリー 史子

⬛︎ 出展作品:画像2点

 


  003

倉敷児童養護施設‐場のローリングストック‐

田中 美海(岡山県立大学 デザイン学部 デザイン工学科 建築・都市デザイン領域)

―「新しいはじまり」の場所 ー 
設計者自らボランティアで働いた児童養護施設の建て替え計画である。施設での経験から導かれた「新しいはじまり」の場所という設計者としての提言が表現されている。地形に沿った二つのループが諸施設を繋ぐ。それぞれのループが、苦境に立つ子供たちにとって、これから続く長い人生の「新しいはじまり」が生まれる散歩道となり、またローリングストックによる食と季節を五感で感じ取ることができる回遊空間となった。共に過ごした子供たちのお気に入りの場所を描いた作者によるスケッチとメモの記憶が、この機能的で躍動感に富み、風景を季節ごとに塗り替えてゆく室内空間を生み出したことを高く評価したい。担当教員:向山 徹

⬛︎ 出展作品:画像2点

 


  004 

【二面性】を持つ劇場 -空間の記憶と演劇文化の再考-(にめんせいをもつげきじょう)

中谷 優花(京都芸術大学 芸術学部 建築・インテリア・環境デザインコース)

中谷優花さんの本作品は、在学中から取り組んだ演劇活動への情熱を足がかりに、京都市の現状において如何に演劇文化を成り立たせるか?に取り組んだものです。市における劇場の分析から敷地を選定し、既存建物の内外において多様な演劇の場を設計することで、演者側/観客側双方の人口を増やすという計画は、空間設計に留まらず、運営面での提言も含まむ点が評価できます。1/30の模型とそれを輪切りにした展示形式は、インテリア空間の表現として、構成と実際を同時に見せる、という新鮮さがありました。担当教員:松本 崇

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 005

まちをかがる

小岩井 遥香(京都女子大学 家政学部 生活造形学科)

長野県松本駅の周辺の再編計画を提案している。長野県を代表する観光地でありながら松本駅周辺は駅前商店街が衰退し、多くの観光客を迎え入れる駅前空間としての印象が弱い。そこで、観光の起点となる松本駅周辺に、松本の顔となり、地域を活性化するようなしかけを提案している。松本を代表する民芸品のひとつである「てまり」の糸の巻き方を参照して架構パタンを検討し、外形にバリエーションを与え、印象的な群造景をつくりだしている点は学内でも高く評価された。そこに音楽、山岳、学問という「3つのガク都」を盛り上げるプログラムを混在させ、多交差的に人々をまちに分散させ、駅前空間に賑わいをもたらす仕掛けとなっている。担当教員:是永 美樹

⬛︎ 出展作品:画像3点

  


 

 006

Noma house ―「食」でつながるワークスペース ―(ノマハウスー「しょく」でつながるワークスペース)

奥野 夕帆(京都橘大学 現代ビジネス学部 都市環境デザイン学科 建築・インテリアコース)

この作品は郊外の駅前商業施設の1フロアをリノベーションし、新たにシェアオフィスを提案したものである。中央部にコミュニケーションのための食のスペースを、外周部に作業や打合せを行う小空間を、その中間に回遊できるパブリックゾーンを設けた。各ゾーンは家具や空間の形状、仕上げ材、照明や色彩によって区分され、それぞれのゾーンに配慮したインテリアデザインが意図されている。この作品は学科内で選抜された学生10名程度のみが参加できる「オープンジュリー」に選ばれ、上記のコンセプト、デザイン上の手法や模型の完成度が本学の専任教員や非常勤講師から高い評価を得た。インテリアデザイン(意匠設計)に注力した作品です。担当教員:河野  良平

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 007

おだわら宿縁側茶屋(おだわらじゅく えんがわちゃや)

小林 千夏(共立女子大学 家政学部 建築・デザイン学科)

「おだわら宿縁側茶屋」は、小田原旧市街に13箇所の拠点を設定しそれぞれを縁側で連続させ街として連携を図ろうという作品である。その内3箇所は重要拠点とし、インテリア空間まで詳細に設計している。縁側とは本来、内部空間と外部空間を繋げる建築的部位であるが、この作品はその機能を都市的スケールに拡大して解釈し再構成している。3箇所の拠点はそれぞれ「茶の縁側」「食の縁側」「工芸の縁側」と名付けられ、小田原の伝統文化を街の人や訪れる人へ伝える役割を担う。人々が集い、語らい、和む場であるインテリア空間は、縁側により街と連続的に関係づけられ、街に活気を与える。本作品は縁側をテーマに建築や都市=ハードと街の人たちの生活や歴史=ソフトを高次元で融合させた優れた計画である。担当教員:稲葉 唯史

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 008

KOJYU-HSP のための休養の場(コジョウ  ハイリー・センシティブ・パーソンのためのきゅうようのば)

山口 弥桜(熊本県立大学 環境共生学部 環境共生学科 居住環境学専攻) 

HSP(Highly Sensitive Person)とは、高度な感覚処理感受性(sensory-processing sensitivity)を持つ人を指す。この計画案は、自らをHSP的傾向が強いかもしれないと感じていた学生による、HSPのための空間である。ここで提案されたのは、社会との距離感に苦しむHSPの人たちが、ここへ来て様々な他者との距離感を確認しながら、自分なりの社会との距離感をつかめるよう、大きく2つの空間構成とし、一方を「整える空間」他方を「繋がる空間」としている。更に「繋がる空間」は、「インプットの空間」と「アウトプットの空間」を設けるなど、多様な他者あるいは社会との距離感を持てるインテリア空間が巧みに創造されている点が評価できる。また、現代社会における隠れた問題に対する、若者自身の提案という意味も合わせ推薦に足るものであると考えられる。担当教員:髙橋 浩伸

⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

 009

あくあぴあ芥川再生リノベーション計画(あくあぴああくたがわさいせいりのべーしょんけいかく)

田邉 明日香(神戸松蔭女子学院大学 人間科学部 ファッション・ハウジングデザイン学科)

高槻市芥川流域の様々な生き物を展示する自然博物館で、田邉さんが子供の頃から親しんできた地元施設である。長年改装されていないことから、時代の変化にあわせた空間にしたいと考え、また芥川流域の自然を下流から上流へと体験でき、生き物と触れ合える空間をコンセプトに、展示内容やフロア構成を見直し、増改築計画と新たなインテリアを考えた。急斜面に立地し、大階段が特徴的であるが、現況は人工的な素材や色彩で構成されているため、この計画では自然素材を多用し、緑化した。また現在は野鳥類など剥製展示も多いが、屋上に巨大な鳥かごを増築し、野鳥たちと触れ合える空間にしたことで、より生き生きした施設への再生が提案できている。担当教員:米原 慶子

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


  010

Keiken village (けいけん びれっじ)

田中 葵(駒沢女子大学 人間総合学群 住空間デザイン学類)

少子高齢化と人口の都市への集中によって農村部で進行している自治体消滅の危機を憂慮し、「農村の消滅可能性を食い止める」という非常に大きなテーマに、子供を切り口として挑んだ意欲作である。農家で育った自身の体験を生かしながら、農村の未来に、Keiken villageを生かした移住者の増加という可能性を投げかける興味深い計画。作品は自然豊かな周囲の環境を生かしながら4つのテーマを解決に導くため様々な機能を持ち、常にヒューマンスケールな目線が考慮されている。製作過程は細やかな考察を経て始まり、膨大な作業量に驚くほどの諦めない力で立ち向かい、卒制として誠に見応えがあった。担当教員:神村 真由美

⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

 011

LIGHTING : function (time)  / (ライティング ファンクション タイム)

村川 龍司(札幌市立大学 デザイン学部 人間空間デザインコース)

この卒業制作は,オブジェクトを照らす照明器具の在り方と空間に及ぼす影響力への興味から始まっています。照明器具がオブジェクトを照らすという役割に留まらず,空間そのものを形作るのではないかというオリジナリティに富むコンセプトを備えています。インテリアデザインへの新たな提案となりうる,若々しくも大切な観点から成り立っています。学内での評価も非常に高く,確信を持って貴学会へ推薦できる取り組みと考えます。インテリア分野における空間の新たな捉え光を用いた表現方法の探究という理由から選出いたします。担当教員:山田 良

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

  012

巡礼建築 - 共同身体性の獲得 -

加藤 利基(芝浦工業大学 建築学部 建築学科)

He showed how the spaces are differentiated - and enjoyed - through their sensory differences - the different ways that they are experienced visually, acoustically, and by smell and touch. I was impressed by how this student’s design involved both spiritual and physical criteria, and responded to the culture and the materials of the city and its nature.(Tom Heneghan)

彼は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚などの感覚の違いによって、空間がどのように差別化され、楽しまれているかを示しました。この学生:加藤君のデザインは、精神的な基準と物理的な基準の両方を含んでおり、都市の文化や素材、自然に対応していることに感銘を受けました。担当教員:トム・ヘネガン

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 013

都市の余白、暮らしの余白 −町屋と長屋からみるこれからの暮らしのプロトタイプ−

幸治 理花子(芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科)

本計画は作者がコロナ禍によって人々の偶発的な出会い・交流の重要性を再認識し、閉鎖的になりがちな現代の住宅を解体して交流や変化の受け皿となる余白を設けようとする提案である。特徴として、住宅地の一街区のスケールから、個々の住宅のニーズに柔軟に対応できる家具のエレメントまで検討されており、住人の住まい方や近隣との関係の自発的な調整を促すシステムが提案されていることが高く評価された。担当教員:松下 希和

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 014

「764秒の空白」―都市的環境における日常生活からの“心の避難”場所―

小林 明日香(昭和女子大学 生活科学部 環境デザイン学科 建築・インテリアデザインコース) 

小林さんの「764秒の空白」―都市的環境における日常生活からの“心の避難”場所―は、建築・インテリアデザインコース卒計にて最終3作品となり特別賞を受賞した作品です。中でも特別賞は多くの有名建築家による非常勤の得票数が最多のものに与えられる名誉な賞です。コロナ禍の中で空に繋がる非常階段に息つき、その面白さに気付いたことから、都市の中に既存空間をベースにVOIDを設定し空白の時空間を設計しています。その詩的な表現力の高さと、コロナ禍の中、現代都市の持つ内外部空間の閉塞感を顕にし、多くの共感がありました。担当教員:杉浦 久子

⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

 015

CROISER (クロワゼ)〜人をつなぐ商業施設〜

伊藤 有紀子(女子美術大学 芸術学部 デザイン・工芸学科 環境デザイン専攻)

この作品は、人と建物と街との「交わり」をテーマに、自由が丘駅を計画地として、新たな地域活性の起点となる商業施設の提案である。駅から住宅地への流れを意識し、人の集まる広場のあるエリア、店舗集積のメイン施設、路面店集積のエリアと、3つの構成で駅から街へと自然な誘導を図っている。敷地面積が2000坪に及ぶ大きな計画だが、道路との交差や通り抜け、施設間の横導線と屋上庭園へとつながる縦導線を巧みに取り入れた計画が高く評価できる。自由が丘マリークレール通りの華やかで女性らしいイメージを的確に捉えて、優しく、親しみのある商業施設にまとめ上げている。担当教員:吉田 貴子

⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

 016

たゆらぎ -中立姿勢で揺れる椅子-

竹田 あすか(椙山女学園大学 生活科学部 生活環境デザイン学科)

「中立姿勢」に着目し、人が心地よさを感じられる「揺れ」と組み合わせた椅子である。社会状況の変化によって家で過ごす時間が増えた一年だった。制作者は、どのようなものがあればより豊かに過ごすことができるか真摯に考え、このコンセプトにたどり着いた。目指す揺れに近づけるため、試作を繰り返し精度を高めたことや家での使用を想定した分解・組み立てできる構造も評価の1つである。※中立姿勢とはNASAが提唱した姿勢概念で、宇宙で全身の力を抜くと形成される最も自然な姿勢。担当教員:山下 健

⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

 017

麦わらと稲わらを用いた壁面ユニット「wara・kasuri」(ワラ・カスリ)

豊田 菜々子(拓殖大学 工学部 デザイン学科)

廃棄される麦わらや稲わらに着目し、伝統的な編み組みの手法と染色した糸との組み合わせで繊細な表情を持つ壁面ユニットとなっている。塩化ビニルクロスで覆われた日本の居住空間に、自然素材を取り入れる新たな方法として可能性を持つ提案と考える。古くから工芸品や日用品の材料として用いられているが、使用量は限定的であり、インテリアアイテムへの活用も期待される。経年変化や清掃性等、課題もあるが、麦わらの持つ光沢や稲わらの加工性を活かして丹念に制作され、表情豊かな魅力的な作品に仕上がっている。担当教員:白石 照美

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 018

『Circle -居場所としての図書館-』(サークル)

那須 愛美香(帝塚山大学 現代生活学部 居住空間デザイン学科)

本作は社会の中で居場所を失いやすい高齢者の生活に焦点をあて、認知症予防のための回想法を取り入れ、駅前図書館に老後のサークル活動機能を融合させた意欲的な提案である。サークルは大きく「回想・料理・カメラ・囲碁・将棋」に分かれ、さらに図書館内に保管される書籍や新聞によって、ユーザーの記憶の補完や交流の活性化を図る。外形・内部ともに作品タイトルと同じ「サークル」の形状とし、それぞれの中心にあけられた丸い光庭が、広い室内を明るく照らす。柔らかく繋がる円柱の開放的な空間や、そこに詰め込まれた様々な居場所の仕掛けが、図面・スケッチや模型写真の完成度とともに高く評価された。担当教員:小菅 瑠香

⬛︎ 出展作品:画像3点

  


 

 019

白のあわい

宇川 開(東京藝術大学 美術学部 デザイン科)

彼のライフワークである山登りをとおし、自然現象から着想を得てそれらの美しさを試行錯誤し造形化した巨大なインスタレーション作品である。黒く巨大な空間装置を作り上げ、その斜面を白い水けむりが流れるさまは山を伝って降りてくる雲のようでもあり、川の流れのようでもあり、それを見る鑑賞者は自然に身を置いた時のようにそれらを眺め時間を忘れてしまう感覚となる。入り口の雪山の映像が作者と自然の関わり方を示し、3つの水煙の現象で自然の神秘性を示した。内外から高い評価を受け、秀逸な卒業制作に与えられる東京藝大の「サロン・ド・プランタン賞」と藝大美術学部OB会の外部審査委員の選考による「杜賞」の受賞を果たした。担当教員:橋本 和幸

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 020

RUG×CHAIR(ラグ×チェア)

左川 智大(東京造形大学 造形学部 デザイン学科 室内建築専攻領域)

本作品は、家具の領域作品であり、皮膚感覚という非実体的な存在と、家具という実体的な存在を統合することを目指している。他方で、日本的な所作である平座と、西洋的な所作である立座の新たな結合を目指している。具体的には、平座としての“場”を現すラグと、立座をアフォードする“椅子型”を結合し、それらを28Mの十字型の一枚の布で表現して、ラグの触感覚(皮膚感覚)と、丸めることで椅子という実体を出現させた。最終的には家具の領域であるが、むしろ環境装置としてインテリアと家具を横断する作品として評価したい。担当教員:地主 廣明

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


   043

HIRAETH(ヒラエス)多国籍な人と自然と共生していく図書館

藤代 舞(東京電機大学 未来科学部 建築学科)

本提案は外国籍の居住者が多い団地の再生計画を題材としている。国内の団地はどこも老朽化や高齢化の問題を抱えているが、その中でもアジアを中心とした外国籍居住者が多いという現状を活かし、来たるべき移民社会を想定した施設計画を提案している。東南アジアのインテリア・エクステリアの境界が曖昧な居場所のあり方を参照しつつ、ルーバー状の大屋根を採用したことにより、屋外にもインテリア的な居場所づくりが提案されている。今後の日本に求められる、多様な人種が共存し、また環境と共生する公共施設としてのプロトタイプ的な提案ということができる。担当教員:日野 雅司

⬛︎ 出展作品:画像5点

 

 


 

  021

地上に宇宙を挿入する(ちじょうにうちゅうをそうにゅうする)

須藤 望(東京理科大学 工学部 建築学科)

宇宙エレベーターの空間を対象にした須藤さんの作品は、卒業制作ならではの挑戦的なテーマであり、それに建築空間の公正として応えていた点が評価されました。エレベーターの移動とともに重力が変化することに伴う滞在者と空間との関係の変化を活かして内部空間の設計を行なっている点がユニークな案です。閉ざされた機能的な空間を建築として工夫することにより、未来のインテリアのイメージを具現化している作品となっています。担当教員:熊谷 亮平

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 022

Life screen 〜 新たな生活の展開 〜(らいふ すくりーん あらたなせいかつのてんかい)

清水 祐作(名古屋芸術大学 芸術学部 芸術学科 デザイン領域・スペースデザイン領域)

清水くんは、コロナ禍において、リモートによる在宅、自室での学習が続くなか、その状況自体に対する空間的な提案をテーマとして選び、積極的、能動的に自己の体験をベースに今回のテーマに取り組んだ。作品は、自室の中での作業や休息に可変性を持って対応し、気分転換などでの屋外での使用や、通学が可能になってからの大学や勤務先でのこのスペースなどの確保も可能なよう、パーツわけやモバイル性能を高めるなどの工夫をデザイン性を犠牲にすることなく工房で制作し、提案としてまとめあげた。コロナ禍においてのこの本人の必要性によって生まれたキットは、同様に他の多くの人に対し、社会性を持って持続拡散していく提案として、評価・推薦します。担当教員:駒井 貞治

⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

 023

せと物のまち せと者のうつわ -陶土採土場における土の再考-

長谷 真彩(名古屋工業大学 工学部 社会工学科 建築・デザイン分野)

愛知県瀬戸市のグランドキャニオンと呼ばれる対象地は、暮らしとの隔絶、粘土資源の枯渇、残土受け入れにより景観の消失が懸念され、せと者の記憶からも、まちからも消えようとしている。粘土を採るためにできた巨大な窪地を負の遺産としてではなく、せと者がもう一度土と共に生きるための屋内外をつなぐ場所として、地域らしいインテリアが表現されている。暮らしとともにあった土を建材・プログラムに取り込み、インテリアが土地と建築を一体とし、メソケールとヒューマンスケールの融合を図っている点を評価した。担当教員:伊藤 孝紀

⬛︎ 出展作品:画像2点

  


 

 024

美酒かおるまち -酒蔵に導く宿場の名残-

志賀 杏友里(日本大学 工学部 建築学科)

志賀杏友里さんの「美酒かおるまち-酒蔵に導く宿場の名残-」はかつて宿場町として栄えた地域を計画敷地にした作品である。本作品は、酒蔵を中心に地域固有の資源を丁寧に掘り起し、住民や観光客が酒造りを通じ地域の魅力を再認識することが出来るコミュニティ拠点が提案されている。地域に開くことを意識した建築は、内と外が連続的につながる開放的で豊かな空間を形成している。担当教員:宮崎 渉

⬛︎ 出展作品:画像1点

 


 

 025

URBAN FARMING STREET -NERIMA-(アーバン ファーミング ストリート -ネリマ-)

坂口 瑠花(日本大学 芸術学部 デザイン学科)

西武池袋線高架下の空間が、夜間になると暗く有効利用ができていない現状を<デザイン的に解決できないか!>という問題意識から卒業制作はスタートした。調査が進む中で練馬区が都内では有数の農作物の生産地であることを知り、その新鮮な農作物を味わえる<憩いの場のデザイン>をテーマとしたようだ。高架下の空間と地域との関係を模索し、地域特性を捉えながらの空間デザインである。そのデザインプロセスは、身体寸法を配慮したインテリアからの発想であり、内部空間と外部空間の絶妙な重なりの中に、地域住民のための憩いの場が提案されている。担当教員:熊谷 廣己

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 026

避難所に癒しを ~災害用照明 glampe

江藤 まどか(日本文理大学 工学部 建築学科)

近年、全国で災害が頻発しています。とくに地元である熊本・大分の地震や水害による甚大な被害はご家族・親戚や友人関係に及んでおり、他人事ではない身近な出来事として学生たちの胸を痛めました。彼女らが自らの専門分野であるインテリアの力で被災者に対し何かできることはないかと日々考え必死に行動する姿を目の当たりにして感動を覚えましたし、そこに研究の原点を見たような気がします。出品作品の制作者である江藤さんは、現地ボランティアに励み、そこで得た知見から「ちぎって持ち運べる葡萄の房のようなランプ」を開発しました。まだ商品化するには未熟な点もみられますが、アイデアにキラリと光るものを感じ、出品作品に選びました。担当教員:近藤 正一

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 027

こころの万華鏡

山根 啓昂(広島工業大学 環境学部 建築デザイン学科)

本作品は、2020年を境に新型コロナウイルスにより変わった世界に対する、先の見えな い不安に向き合い、毎日日記を書いて、模型にすることを続けるなかで、今まで取りこぼしてきた、日々の生活の中で起きる心の機微を掬い取り、心の不安と対峙することで、多くの人が抱える不安と通じ合い、これまでは建築にならなかった「心の居場所」を見つけた。住宅としての提案でありながら、個人を超えて響いていく部分を持ち、インテリア分野で最も大切な「こころへのはたらき」と共鳴し、分野の境界を超えていく本質的な共通性を持つ。担当教員:前田 圭介

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 028

軌跡の棲家(きせきのすまい)

宮田 洋子(広島女学院大学 人間生活学部 生活デザイン・建築学科) 

たび重なる災害を回避するため60年ほど前に広島市安川はルートが変更された。廃川となった部分は現在、安川緑道として住宅地に緑を提供している。ここに集合住宅を計画し、上流部分の現在の安川と接した部分に、遊び場や展望スペースを設置した。敷地のある安佐南区は子育て世代に人気のエリアであり、同時に転入転出世帯数も多い。刹那的な住空間ではあるが、子供の成長にはとても重要な数年を、ひとりで子育てをするのではなく、住人のコミュニケーションにより成立させる空間構成となっている。職住近接を考慮し、互いに支え合いながら、プライバシーを保つ。リニアな形態がそれを可能とする。仮設足場を思わせる細い構造体により、緑を侵食することなく立体的に構成された。ひとりでの子育てに悩んだ作者の実体験から生まれた建築である。担当教員:細田 みぎわ

⬛︎ 出展作品:画像1点

 


 

 029

akima市庁舎計画(あきま しちょうしゃけいかく)

福江 航太(広島大学 工学部 第四類 建築学科)


日本では、満員の公共交通機関に乗り通勤する「サラリーマン」スタイルがいまだに健在であるが、近年では古い習慣に縛られない多様な働き方を実践している若者がいる。これが福江君の卒業設計の起点となっている。そうした若者が近い将来の社会を牽引していくことを想定し、時間・空間の「すき間」を無目的な建築「akima」と移動モジュール「moct」によって一時的・仮説的に建築空間に創り出し、多様なワークスタイルの実現手法を提案している。働き方改革を率先すべきである行政機関を対象にした着眼点は優れていると評価できる。また、テレワークを中心に据えたオフィス空間デザインを一歩先に進める可能性があり、この点も評価に値する。担当教員:角倉 英明

⬛︎ 出展作品:画像1点

 


 

 030

Kumiki “伝統の技とビー玉による光の演出” 

藤森 唯(福井工業大学 環境情報学部 デザイン学科 環境・プロダクトデザインコース)

さりげなくそこにあって空間を華やかにしてくれる…そんな組木細工は伝統の重みを感じさせてくれるばかりか新しさをも兼ね備えています。大小さまざまなビー玉を接着せずにはめ込み、自分の思うままに組木の間に配置することでガラスの小宇宙を存分に楽しむことができます。昼は外からの光を美しく透過させ、夜は室内の光に反応し輝きを増します。コンクリート土台に支えられた大小四つの桧とガラスのオブジェ…あなたの住空間を伝統の技と光の透過と反射がさりげなく、しかし、華やかに演出してくれます。【このように素材と素材の新たな組み合わせを試みた卒業制作として高く評価しています。】担当教員:三浦 英夫

⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

 031

栞 -多摩の丘につくる若い人の読書習慣を誘発する場-(しおり たまのおかにつくるわかいひとのどくしょしゅうんをゆうはつするば)

井手 わか菜(文化学園大学 造形学部 建築・インテリア学科 インテリアデザインコース)

タイトルの栞は「道しるべ」の意味がある。本との出会いで生き方が導かれるように大学が多い地域に作ることを想定した。
大学生になると読書率が格段に落ちることや、読書がもたらす心身へのメリットを丁寧に調べて作品に落とし込んだ。人の行動から想定した居場所をインテリアとして大事にし、本は視覚的に興味が湧く量にした点が特徴的。居場所は庭や屋上にも広がり周辺や駅にも移動して「内と外、場と人」をつなげていく。考えを進めていく過程で「図書ギャラリー」として他団体と連携した企画展などが行いやすいデザインが導き出され、大学と家だけになりがちな大学生の目に触れやすい提案となった。担当教員:丸茂 みゆき

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 032

室内空間における仕切りの在り様に着目した集合住宅の提案—空間が可変することで生まれる価値を考える

奥野 瞳(宮城大学 事業構想学群 価値創造デザイン学類 生活環境デザインコース)

ライフスタイルの変化に対応する住空間がいかにあるべきかを、空間に変化を与える「仕切り」に着目し、その仕切りがもたらす価値を追求した研究として、優れたものとなっている。老朽化した公営住宅の建て替えを、その基本構想・基本設計からおさえている点で建築の社会性を的確に捉えており、また、住まい方の変遷と居住ニーズとのミスマッチの問題を現実の住まい方の側から分析している点にも価値をみてとれる。インテリア分野での位置づけにおいては、25の作家住宅の分析を元に、実際の仕切りの分類を、インテリアエレメントとの関係において行っている点が実践的であり、空間の多様な変化をもたらす提案として、高く評価されるものである。担当教員:伊藤 真市

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 033

街にリビングを。~あなたの居場所、見つけませんか~

中本 帆南(武庫川女子大学 生活環境学部 生活環境学科 建築デザインコース)

コロナ禍で自粛要請が続いている中で、自宅に自分の居場所がない、あるいは少ないことに気づいた人々。もし、まちに安全な自分の居場所(第2のリビング)があれば世界はどのように変わるのだろうか。この作品は全くのファンタジーではあるものの、これからのまちと暮らしのあり方を考えるきっかけとなりえるのではないだろうか。担当教員:鎌田 誠史

⬛︎ 出展作品:画像3点

  


 034

The Stream 水とアートが流れる暮らし(ざ すとりーむ)

工藤 聖奈(武蔵野大学 工学部 建築デザイン学科)

工藤聖奈の作品は、地域(住民)とつながる建築を、どう設計するか、というテーマに取り組んだ提案です。一般的に美術館は敷居の高い施設というイメージを持たれがちですが、文化的に可能性をもつ吉祥寺等の街の近郊に位置する千川上水をサイトに計画をしています。また、武蔵野市には独立した美術館施設がないという点に着目し、建築のスケールをミニマムにすることにより、地域に溶け込み街とつながる美術館の新しいかたちを室内の細かい点まで計画しています。インテリアデザインが、街に対してつながる提案を実現した作品です。担当教員:水谷 俊博

⬛︎ 出展作品:画像2点

 


 

 035

いわみ三ツ星コンサート(いわみみつぼしこんさーと)

石賀 亮太/上田 祥文/笠行 優里花(島根職業能力開発短期大学校 住居環境科)

いわみ三ツ星コンサートとは、『最幸の「音楽・食・空間」を楽しむちょっと贅沢な時間』をコンセプトに島根県西部を中心に年数回のコンサートを開催されています。そのコンサート会場でコンセプトの贅沢な空間をより演出するため、学生3名で譜面台15台とウェルカムゲートのデザインから製作までを行いました。木工技術を駆使し、デザインに運搬・組立も考慮しながら、ホールにウェルカムゲート、舞台には譜面台と同じコンセプトで作り上げることにより、一つのコンサート空間の演出を試みた作品になります。しかしながら、コロナ禍により開催される予定だったコンサートが中止となり、年度内の使用に至らなかったことが残念でなりません。担当教員:竹口 浩司

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 036

花鳥風月 〜 美里公園の活性化 〜

渡邉 雅貴(日本大学 短期大学部 建築・生活デザイン学科)

小合溜を挟んで「水元公園(東京都)」と向き合って立地する「みさと公園(埼玉県)」は、豊かな自 然に恵まれているが、来園客は限定されており、その魅力が十分に理解されていない状況にある。 本計画は、その「みさと公園」の活性化を図ることを目的としたもの。なによりの自然を享受する 場とするために「花」「鳥」「風」「月」をテーマとしたパヴィリオン4棟を点在させ、それぞれの場所 のポテンシャル(豊かな風景)を目にみえるものとしている。その鍵をなすのが、開口部の構えであ る。開口部の形状に応じて「フレーミング(切り取られる)」された風景(=インテリア)は、新たな発見を誘う。また、公園全体の魅力を体感させる回遊性(散策)も同時にもたらされている。担当教員:矢代 眞己

⬛︎ 出展作品:画像4点

 


 

 037

Chair 1.0   〜 母へのファーストオーダーメイドチェア 〜

山田 令音(ICSカレッジオブアーツ インテリアデザイン専門課程 インテリアマイスター科)

まもなく社会人となる自分をここまで育ててくれた母に感謝の気持ちを込め、今の自分の技術を最大限発揮し、想いを込めて母親のために作られた作品です。部材と部材の接合部( 継手・仕口 )は強度を考え、難しい手法にチャレンジし、また背もたれ部分の部材では熱により木材を曲げる( 曲げ木 )にチャレンジして制作されています。他にも後ろ脚の曲線など、自分の経験に無い技術にも何度も失敗しながらチャレンジし、完成させた力作と言える作品と思い推薦いたしました。担当教員:田村 栄敏

⬛︎ 出展作品:画像1点

 


 

 038

HANOVERIAN(ハノーバー)

大池 澪奈(札幌デザイナー学院 インテリア学科 インテリア専攻)

この作品は、製作者の地元、北海道浦河町にある浦河高等学校の馬術部の寮をデザインしたものです。浦河高等学校の馬術部は全国的にも有名で、優秀な成績を収めている高校にもかかわらず、大会にギリギリ出場できる人数しか集まらないのが現状です。この寮を作ることにより、今まで来られなかった地域の人が、来られるようになり、また浦河高等学校を盛り立てることにもつながったらと地域とのつながりなども合わせて考えた作品です。また、展示では、ただ作品をプレゼンテーションボードとしてまとめるだけではなくムービー等も作成しインパクトのある、プレゼンテーションにチャレンジしました。担当教員:木村 馨 

⬛︎ 出展作品:画像4点

 


  

 039 

西葛西認定こども園(にしかさいにんていこどもえん)

片桐 咲(中央工学校 建築室内設計科)

本作品は、江戸川区における待機児童問題・保育ニーズに対する、認定こども園の提案である。子供・大人・地域の支え合いの関係性を「紡ぎ」、さらにその輪を「広げる」ことをテーマに、園庭を包み込むように構成した建物や地域交流にも利用できる多目的ホールなどの計画により、テーマを上手く表現できた作品として評価しました。担当教員:馬島 稔明

⬛︎ 出展作品:画像3点

 


 

 040

季節の移ろいを感じる住まい

鹿住 彩夏(フェリカ建築&デザイン専門学校 インテリア設計科 空間デザインコース)

本学の「インテリア設計科空間デザインコース」は、「インテリアに精通した建築デザイナーの育成」を目標としています。鹿住さんの作品は、課題のテーマである「豊かな住宅」の問いに対して、「癒やし」という視点から生活シーンをきめ細やかに読み込んだ上で、屋外空間を住宅内部に取り込み、そこに呼応するように、インテリアイメージを話モダンとし、室の用途ごとに慎重にマテリアルを選んでいます。また、図面の描き込みやプレゼンテーションに至るまで、密度が高く表現されている点を高く評価しました。担当教員:中山 淳

⬛︎ 出展作品:画像5点

 

  


 

 041

Gap Time (ギャップ タイム)

櫻庭 麗花 (北海道芸術デザイン専門学校 環境デザイン学科 インテリアデザイン専攻) 

札幌の創成川東岸地区の飲食店複合体の計画。下町の情緒と開発の入り混じった近年注目の地区において既存の石倉を取り込みながら小さな店が積み重なったような設計を試みている。各店舗のインテリアデザイン・サインデザインはもちろん、スキマ空間のアクティビティも密度濃く提案されている。上から眺めたプランニングよりはアイレベルで設計されたことが伝わる力作である。担当教員:大塚 裕介

⬛︎ 出展作品:画像5点

 


 

 042

いちかわ・平田郷土歴史板におけるクジラのレリーフデザイン

石川 日向葵/伊藤 香奈/岩村 俊介/小野 美紅/加納 駿司/河村 拓磨/

四倉 葵乃/須加 亜樹/比氣 咲耶/水田 萌夏/山崎 薫平/山田 風音(千葉県立市川工業高等学校 インテリア科)

本校が所在する市川市平田町周辺には様々な歴史文化遺産が存在する。特に昭和33年に学校近辺で「コククジラ」の骨が発掘され、学術的にも高い価値を有する。平田町会ではこの歴史文化遺産を地域の住民や子供たちに知ってもらう目的で「いちかわ・平田郷土歴史板」を計画した。平田町会から歴史板に設置する「コククジラ」のデザイン及び制作の依頼を受け、本校インテリア科3年デザインコースのメンバーがチャレンジした。「いちかわ・平田郷土歴史板」は、縦約2000mm横約3000mmの大きさでその一部に「コククジラのレーリーフ」が設置されている。レリーフは、厚さ30mmの合板の上にインテリアの素材としても使用されるヒノキ、ヒバ、杉の3種類の木をクジラのデザインに合わせて寄せ木し、コククジラの特徴でもある身体の表面に付着する「フジツボ」を軽井沢彫りのさくらで表現している。デザインのプロセスはデザイン思考を用いて制作を進めた。担当教員:金子 裕行

⬛︎ 出展作品:画像1点

 


 

▲卒業作品展2021 HOME