見学会のお知らせ(北陸)

新「金沢美術工芸大学」及び 新「石川県立図書館」見学会のご報告

新石川県立図書館(円内は内部画像)
新金沢美術工芸大学正面入口(円内は裏側景観)

新石川県立図書館を訪れてみて

見学会には北陸支部会員川本聖一氏、佐伯高基氏、長山信一氏、棒田邦夫氏の4名が参加しました。以下に4氏の訪れてみての感想報告をご覧ください。

内部に入ってみて直感的にローマのコロッセオを見上げた感じを受けました。それほどに壮観な空間でした。入館口は南北に通りぬけれる出入り口があり、南側から入ると書架が2段、3段と並ぶローマのコロッセオ空間へと誘導されます。そうこうしているうちに「どこから本を探せばいいにだろうか?」と、思い悩んでしまいました。日本インテリア学会会員の皆様必見です。図書館というイメージを変えてくれるインテリアであり、北口横には講演・講義室を思わせる階段式オープン空間があり、来館者は階段座に座って読書を楽しんでいました。(棒田談)

北口から内部に入ったメーン空間

新金沢美術工芸大学を訪れてみて

これまで校舎の壁というとレンガ積みから鉄筋コンクリート造りとたどってきていたので、突然に鉄骨+ガラス造りの校舎は新鮮に写りました。この構造にすることで閉ざされた空間ではなく、開かれた空間となるので「恥ずかしがらずにのびのびと、大いに僕・私の作品を見てください」と前向きな想像行為ができて羨ましくもありました。また、以前と大きく変わっているのが先ず「門」がないことでしたね。門がないことで大学の建物とは見えず、街中の一つの建物としてみることができます。門がないことが「いいことなのか」「よくないのか」わかりませんが、春の入学式後の記念撮影って入学生・親さんは必ず大学名の入った門で撮影しますが、今後の入学式後の記念撮影はどこで撮るのでしょうね?ちょっと心配になりました。(棒田談)

入り口から背景の校舎をバックに撮影